投稿

7月, 2020の投稿を表示しています

クイックアシストを使って母を助ける話

イメージ
「PCがフリーズした!」 母親からのLINEのメッセージを見て眉をしかめた。 経験則上こういう報告の8割はフリーズしていない。容易に想像できる。 母親に画面の写真を撮って送るように伝えた。スマホは距離を破壊する道具である。程なくして届いた写真にはロック画面が写っていた。粗方原因に想像がついたので、LINEで電話を掛ける。 「とりあえずキーボードの上側にある数字を打ってみて」 思ったとおり、すぐに解決したとのことだった。 要するに、NumLockが押されていなかっただけだった。 還暦を迎えようとしている母親だから許せる話だ。職場で40代の同僚から嫌になるくらい聞いている話だから慣れっこだ。 「なにか作業をしたかったんだよね?」 ついでに、自分もしたいことがあったので、そう問いかけた。 「デスクトップ上のクイックアシストのアイコンをダブルクリックしてみて」 以前、実家に帰ったとき、仕込んでいたので、母親もすぐに分かった。 クイックアシスト。Windows10から実装している画面共有アプリだ。 共有方法は簡単だ。今回は、自分がサポート側なので操作を行う。Microsoftのアカウントでログインすると、ワンタイムパスワードが表示される。それを口頭で親に伝える。 サポートされる方はもっと簡単だ。伝えた数字を入力して、画面の支持に従うだけ。クイックアシストが便利なのは、他に特別な作業が必要のないところだ。 もっともそれだけ簡略化されているので、セキュリティには要注意だ。ただ、重大な情報を扱う仕事で使わないのであれば、これで十分だろう。 果たして、画面が共有できた。 「Excelの要らないところを消したい」 厳密にはGoogleのスプレッドシートだった。ゲーム機をなんでも『ファミコン』と言ってしまうものだなあ、と思った。 さて、Googleスプレッドシートは、そもそもオンライン上で共有作業できる。とはいいつつも、母親にもスプレッドシートの使い方を教える必要がある。 クイックアシストの画面を見ながら、簡単にGoogleドライブに入る方法を教えてあげる。画面を共有しながらだと、説明がとてもしやすい。入れて正解だった。 こちらからも操作できるので、デスクトップにショートカットを作ってあげた。これで大丈夫だろう。 さて、Googleスプレ

家族が倒れたときにGoogleドライブで情報交換するかの話

イメージ
父親が突如入院することとなった 突然のことだったので、家族一同何をして良いのか分からない状態だった。 父親の命に別状はなかったが、自営業の仕事ができなくなる。しばらく。 あと、自分含めて子供らは自立して暮らしているから、自宅からは離れている。書類やら父親の仕事の何やら…。 今回で色々試みを行ったが、基本的にスマホ上のみでできることが身を持って知った。少なくとも事務仕事をするには、もうパソコンは要らない時代になったといってもいい。 どういうふうに使ったか 書類を画像にしての共有 病院の担当者と話した記録(ドキュメント) 仕事上のすることリスト(ドキュメント) 帳簿類の共有(スプレッドシート) LINE 家族ともどもLINEを使っている。 結局のところ、情報を連携するのに一番いいツールはチャットツールだ。ITリテラシーに限らない使い方ができるのは、LINEが一番だった。電話もできるし、画像もある程度共有できる。 が、いろいろと考えをまとめるのには、LINEでは十分とは言いづらい。 Googleドライブでの共有 このご時世でGoogleアカウントを持っている人は多い。 そのおかげでGoogleドライブのフォルダを共有設定にして、情報共有できるようになった。 母親には、どう使うかは少々説明が必要であったが、杞憂であった。 共有設定について Googleドライブの共有は、すべてスマホでできる。 Googleドライブにフォルダを作る フォルダのメニュー画面を出す 「共有」をタップする 共有を許可するGoogleアカウントを入れる この4タップだけで、終わり。 注意すること デフォルトだが、リンクでの共有は 「制限付き」 にしておく。さもないと、万が一に他にリンクを知られた場合に自由に見られる状態となってしまう。 「制限付き」 あらかじめ共有として指定したユーザーのみが閲覧できるリンク。デフォルトではこっち。リンクを共有してもそのユーザーにしか見ることが出来ない。 「リンクを知っている全員」 リンクを知っている全員が閲覧・編集できる。不特定多数に公開しても困らないような資料に限って使うようにしよう 家族にGoogleドライブの共有フォルダを使用してもらう 最初には方法1を教えた

Excelの読み取り専用を自在に操れ

イメージ
読み取り専用で開いているときに編集したくなることもあるだろう Excelで共有フォルダでファイルを編集している会社もまだまだたくさんあるだろう。 グループ内で他の人の編集を邪魔したくないときに読み取り専用で開きたい 読み取り専用で開いていたけど編集したくなった 延々ファイルを握られていてイライラしてるので早く編集したい 開き直せばいいものだが、まあその一手間が面倒と感じるものである。 読み取り専用の設定/解除ボタンを作ろう なんとExcelは、ワンボタンで読み取り専用の切り替えができる機能が用意されている。なんでデフォルトで出してくれない? Excelの「ホーム」から「オプション」を選択する Excelのオプションから「リボンのユーザー設定を選択する 右側のホームをクリックして「新しいグループ」ボタンをクリックする 適当なグループ名をつける 新しく作ったグループを選択する 左側から 読み取り専用の設定/解除 を選択する 真ん中の「追加」ボタンをクリックする 左側に 読み取り専用の設定/解除 が出ればOK! 実際に読み取り専用を切り替える GIF画像のとおり、ボタンを押すだけで切り替えることができる。読み取り専用の状態から、読み取り専用解除をすると保存を求められることもあるので、その点は要注意。

Chrome OSでGboardが使えました

イメージ
前置:タブレットでGboard使えないのは辛かったんだ 3月ごとにASUS Chromebook Tablet CT100PAが安かったので、USAのAmazonから輸入購入したんですが、しばらく放置していた。 Chromebook クロームブック ASUS タブレット 9.7型QXGA液晶 CT100PA グレー グーグル Google Chrome OSはずっと気になっているOSではあるのだけれど、ずーっと昔には使い勝手がいいものではなかったので、購入は躊躇っていた。けれど、最近は使い勝手がよくなってきたという話も聞き、CT100PAも買いやすい値段だったので購入したのが経緯。 …だが、残念だったのは、Gboardが使えなかったこと。というよりも、デフォルトのキーボードしか使えなかったことが使い勝手が致命的に悪かった。 デフォルトのキーボードは、普通のQWERTYキーボード。日本語を打つのはローマ字入力のみ。 タブレットでローマ字入力はきついんだ! GboardをGoogle Play経由でインストールしても選択出来ない状態になっていた。 ネットを調べても「現在ではPixelBookでしか使えない」といった情報しかなく、諦めていた。 Chromebookのタブレットモードで他のキーボードアプリも選択できるようになりそう | HelenTech ということで、常用することはなかったのだった。 chrome://flagsを見ればいいじゃない 今になって自分の怠惰を戒めるのだが、Chrome OSでchrome://flagsを見てないことは失敗だった。 色々眺めていたところ、Virtual Keyboardという項目がありました(すべての端末ではないかもしれない。Chrome OS 83.0で確認できた)。 これが「Disable」となっていたので、試しに「Enable」にしたところ、使うようになった! 有効化手順※自己責任でどうぞ chromeブラウザを開く URL入力欄に「chrome://flags」と入力して移動する 以下の画面が出たら、検索ボックスに「virtual keyboard」と入力 Virtual KeyboardをDisableからEnableにする ついでにVirtual Keyboard関連の