e-Tax利用の簡便化について思うこと

e-Tax利用の簡便化の概要について
http://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/index.htm


上記ページより。

セキュリティは大事だけど…

セキュリティを心配していたあまり無駄に何重にも重ねた今までのIDパス+マイナンバーカードみたいなものよりは、マシになった。
つまり、マイナンバーオンリー、あるいは、IDパス方式という二択で選べるようになったのは改善だと思う。
マイナンバーを必要ないとして取得していない人にも、IDパスのみで推進していこうという姿勢は進歩といっていい。

IDパス方式の本人確認は改善できないか

ただ、IDパス方式のためには、わざわざ税務署に行って本人確認しなければならない。
そのためだけに!
そういう人は、その足で申告できるじゃなかろうか・・・。とは、思う。

対面の必要性とは、なんだろう? 面接のような、何かヒアリングをするのだろうか? いやしない。
つまり、「顔が見えるから安心だよねー!」という道頓堀の底の沈殿物のような澱んだ考え方のせいなのだろう。

さて、ご存知のとおり、何年も前から証券口座開設時には郵送での確認で本人確認ができるようになっている。最近は、銀行口座もそれができるようになった。
具体的には、

  1. アプリで本人確認書類と自分の写真を取る
  2. アプリで送る
  3. 郵便物が送られてくるので受領することで本人確認

という流れである。金融機関におけるこれの根拠法は、犯罪収益移転防止法(犯収法)によるものとのこと。あるいは、本人確認法?かもしれない。
で、この犯収法については、最近改正されて完全にネット完結でできるようになりました。
参考:https://blogos.com/article/342647/

金融分野では、本人確認についてはもはや対面である必要もなければ、タイムラグも入力フォームに入力する手間と写真を取ることくらいで、ほとんど存在しなくなったということになる。

e-Taxのそれでは適用できないのか?

それをしない理由で一番考えられることは「やる気がない」というところだろう。
次に、「法律によってできない」ことが考えられる。ただ、金融機関と国税での本人確認に違いがあるのだろうか? マイナンバーの確認については、番号法(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)によるものという資料はあった。
ただ、IDパス方式はこれに該当しないはずなので、他になにかあるのだろうか? 少し調べきれなかったので、知りたいところだ。
何にせよ、(国税では不明だが)社会的に非対面による本人確認の動きがあるのに、それに乗らないという姿勢こそが普及を妨げているのではないだろうか。
あと、最後に考える理由としては「システム改修費」が挙げられるのかもしれないかな…。

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