IIJmio meeting 23 大阪会場に参加してみた
IIJmio meeting 23 大阪会場に参加してみた
IIJmio meeting 23 やるんだって?
というツイートをみて駆け込んでみたところ、ちょうど参加者が「119/120」!
最後の席ということで、これは何かの報せと申し込みました。
IIJmio meeting 23 大阪会場
グランフロント大阪へ
会場は大阪人だけどあまり行かない場所のひとつ、グランフロント大阪へ。 15分前でしたが、すでにたくさんの人が来ており満員となっていました! 電源等の準備もされていたり、SIMの貸出も行っていたり、サポート体制はバッチリで驚きました。
おしながき
東京でも行うため、ネタばれ禁止とお達し。 なので、この部分はネタばれにならない範囲で概要だけ書いて、具体的なことは東京が終わったあとに追記しようと思います。 ちなみに、以下のタイトルはIIJブログサイトでオフィシャルになっていますので、ネタバレではないと思ってそのまま載せてます。
はじめに
今日の案内と最近のIIJの動向の紹介。
2019年4月17日追記
MWC2019の様子を紹介いただきました。
もう一つは、IIJのキャンペーン状況のご紹介。
ただ、新規契約向けのキャンペーンの話で、参加者は長期ユーザーの方が多いんじゃないかな。
長期ユーザー向けのキャンペーンもあるにはありました! ただ、端末を購入して1万円分のギフト券バック。個人的には、最近Pixel3を買ったのでしばらくはいいかなあ。
初心者セッション:2019年ベストバイ
IIJmioで取り扱っている端末をもとに担当者の方が「ベストバイ」を紹介されていました。 また、2019年はどうなるか…というところを、MWC2019の様子を交えながら、紹介されていました。
2019年4月17日追記
2018年は、やはりOPPOの日本参入が衝撃的でしたね。実際に展示されていたものも触ってみましたが、特に違和感ないし、廉価だし、ものによってはFelicaもつく…と。
今から格安SIMを買うという人には、有力な選択肢だったと思います。下の画像のような絵も出されて「すごく良い!」という立ち位置のスマホが現れた、と評価されていました。
個人的には、2018年には福袋もされていたそうです。知らんかった!
では、2019年はというと「多種多様化」になるのではないか、とご推察されていました。個人的には、その方向性になることは肯定しつつ、それがスマホ界にとっていいかは疑問符でした。
今出てきているスマホ機種って、スマホが出る直前の頃のフィーチャーフォンが普及しきったときのような様相を見せていて、逆にそれって必要?という機能をつけたニッチなスマホが多いイメージです。それを「多種多様化」と言えるのは納得なんですけど、ニッチではあるのでライトユーザーには受け入れづらそうな状況になる気がします。
とはいいつつ、IIJさんにはそういうニッチどころを攻めていってほしいなあという期待もあったりするのですが!
スマホ界全体としては、紹介されていたMWC2019での「5G is Here」とスローガンが出ていたそうなので、そっちのほうがライトユーザーにもわかりやすくスマホ界を牽引する気がしそうかなあ、という感想です。
参考:発表資料
トークセッション1:DNSフィルタリング
IIJでは、DNSフィルタリングを行うと公表しています。これを知ったとき私も驚きを禁じえず、正直に言って忌避感があったことは否めません。とても気になっていたところでした。
今回は、それについてなぜ行うのか!というところを、熱く語ってもらっていました。現状のインターネットの危ない状態に対して事業者が試みなければならないのだということには、理解がしやすい説明をされて私も非常に納得できました。
熱すぎるので、ぜひ具体的に書きたい! 東京のほうが終わったらぜひに!
2019年4月17日追記
突然の発表という印象だったDNSフィルタリングを行うという話。一時世間を賑わせた知的財産推進計画2018策定に向けた検討が前代未聞の「取りまとめ見送り」という自体のあとの話もあって、最初聞いたときは、忌避感のある話ではないでしょうか。私もそうでした。
ただ、今回、堂前さんのお話を聞くと、IIJが実施しようとしているDNSフィルタリングは、「通信事業者」としての必要性や強い思いを語っていただいたので、抱いていた誤解が解けたのと熱い想いが伝わってきた感じがしました。
詳細は、発表資料に任せるとして、要旨はいかのとおり。
- 先に言っておきたいのは、著作権対策ではなく、セキュリティ対策です。
- なので、まずはインターネットのセキュリティに関するやばい現状を説明。
- いわゆるDoS、DDoS攻撃、また、そのためのBotNetによる影響は世間が思っている以上に深刻な状況。 ニュースに出ないだけで実害は出ている。
- 対抗手段はあるにせよ、利用者(法人)が主体であるし、決して安くない。社会全体で言えば膨大なコスト になっているといっていい。
- BotNetの構成は、個人のセキュリティの甘い(初期パスワードのままとか)機器を狙って構築されている。喚起は必要だし法的な検討もされているけど、すぐに減りそうにもない。
- そんななかMirai botの亜種がロジテックブランドのルーターに大量感染という自体が明るみになった。
- 「警視庁に指名手配されたルーター なんて初めて聞いた」と堂前さん。もちろん、指名手配は比喩ですが、この日一番会場が笑いが出た瞬間👍
- ということで、ホント実害出るくらいやばい。なので、対策としてIIJではDNSフィルタリングをやってみます。
- C&Cサーバーと呼ばれるbotnetに対する司令的サーバーがあり、そこからbotnetに取り込まれた一般家庭の機器に命令が出される。
- つまり、 C&Cサーバーからの通信を遮断すれば、BotnetによるDDoS攻撃を無効化できる! ...かもしれない。
- 今回のDNSフィルタリングの対象はこの 「C&Cサーバーに対するフィルタリング」 になります。その他は対象外です。
- なお、まだ始まってなくて、今は告知期間中。7月1日までは告知に徹していきます。
- 今回は「オプトアウト」(基本的にフィルタ有効、不要な人が無効)という手段になります。なぜならば、botnetのターゲットは「セキュリティに関心のないリテラシーの低い機器」に対して行われているので、基本有効にしないと有効性が確保できない。
- 不必要だと思う人は無効化してください。
- IIJもフィルタリングには問題や議論があることは重々知っています!
- それでも、法律上可能と判断できる範囲で事業者としての役目をしていきたい!
なんか、資料をたどっただけの記載になってしまいましたね…!
DoSフィルタリングの説明の中では、ちゃんと通信の秘密の危惧にも触れられており、非常に誠実な説明でした。そして、思っている以上にインターネット利用には甚大な被害が出ていることが切に理解・共感できました。
個人的には、DoSフィルタリングには否定的な見解を持っている立場です。なので、当初のIIJのお知らせのメールを見たタイミングでフィルタ無効化しています。もちろん、私が私の責任で自己の機器のセキュリティを確保したうえです。社会に迷惑はかけたくありません。
一方、そういうメールを興味なく読み飛ばす人もいるでしょう。そういう人が 「知らぬ間に加害者になる」 という時代です。そういう人たちをなるべく減らすために「通信事業者」としての責務として、非常に期待しています。
参考:発表資料
トークセッション2:モバイルサービスをめぐる政策動向
総務省の方が現状の説明をしていただきました。
内容は、ニュースで言われているキャリアの契約に関する制限の話とか電気通信事業法の一部の改正に関する内容でした。個人的には、情報としては目新しさはなかったかなー、という感想です。
2019/04/17 追記
正直なところ、結構聞き飛ばしていた部分ではあります。社会的に言われている内容とそこまで変わりはないのかなあ、と。
ちなみにまだ法検討の状態ですので、決定事項ではありません。
興味深かったのは「利用者の誤解を招く不適切な勧誘の禁止」を法に盛り込む方針である、というところでしょうか。
- 勧誘であることを告げなければならない
- 自己の氏名を告げなければならない
といったことを義務付けるようにしたいそうです。これを事業者がやると、「業務改善命令の対象にする」方向にまで持っていきたいとされていたので、これはいいことだと思います。ただ、詐欺師はそんなの関係ないので、どこまで有効かはビミョーな気がします。
あとは、彫金プランと端末代金の分離の話も出ていましたが、社会全体として見たときに本当に利益が出るか、は疑問視しています。今までのほうが良かった…ということにならなければいいんですが。
個人的には、国がやるなら国の所管である「電波」について徹底的にやるほうが有効じゃないのかなあとは思いますが、今回はそういう話は少なかったでしたね。周波数割当もMVNOにはインセンティブを付与するかもよ!というところは、IIJさんとかには朗報かもしれません。
参考資料:IIJmio meeting 23 モバイルサービスをめぐる政策動向
フリートーク
総務省の方がいることからも多くの質問が出て、予定よりも時間が延長されてました。やっぱり皆さん生の声が聴きたかったようです。 私は、フィルタリングについて。質問への回答は記憶違いや解釈違いがあるかもですが…。
- IIJとしてのフィルタリングのメリット、する意義、理由は?
- 海外のカンファレンスでもBotnetに関する対策は課題になっている
- IIJのネットワーク・利用者を守ることが目的として大きい
- IIJを利用するユーザーにもDoS攻撃の踏み台になっていることが観測されている
- 他の事業者と連携する取り組みなど考えているか
- ほかの事業者ともBotnetの問題認識は共有している
- だが、それぞれの事業者で考え方・意見が違うので、方法を同じくしてとはなりづらい
- どのような結果となるかは未知だが、まずは自社として法律状可能と判断できる範囲で取り組んでいく
- 行った成果などはぜひ情報を出してほしい
- 一部のプロパイダ間でも取り組んでいることで出せないこともある
- 話せることは、こういったミーティングで話せる、かも、しれない
じゃんけんプレゼント大会
機種は忘れましたが、2つスマホをプレゼント!
じゃんけんには早々に負けてしまいましたが、太っ腹ですね。勝った人はおめでとうございました。
懇親会
懇親会は参加しませんでした。次は参加したいかも。
展示
展示は、ASUSとSHARPとIIJmioがしていました。
ASUSは、噂のZenfone Max Pro M2で大変そうですが…。ASUSは好きなんですけどねー。マネークリップももらいました!
SHARPでは、AQUOS Zero見せてもらいました。曲面がいい感じ。ただ、別に曲面を生かしている機能はないそうで。興味深かったのは、ほとんど素のAndroidだったところ。
「SHARPのカスタマイズは入れてますがアップデートできることを考がえて素のAndroidを活かしています。商売としては買い換えてもらうほうがいいんですけどね」
と、ユーモア交えて話してもらえて面白かったです。
IIJmioでは、いろいろな格安スマホが展示されていました。初めてOPPO触ったけど、確かによかったな。ベストワンの紹介でもかなり推していてる理由が分かった気がします。 友達紹介をしたご褒美のバッテリーやバッチが展示されていました。ちょっとほしいかもしれない。
感想
はじめて、こういうミーティングに出てみました。思っていたよりも和やかな雰囲気で、やはり企業の前線として働いている人の話を聞くのは非常に勉強になりました。DoSブロッキングについては、私自身は否定的な見方をしていますが、日々攻撃を受けている企業からすると深刻で(もちろん私のような懸念も抱きつつ)、どうやって対応するべきか真剣に考えていることが理解できて、とてもいい時間になりました。
また、次の機会にも参加してみたいです。ほかにもこういう勉強会を見てみるのもいいとも思いました。
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