Androidのセキュリティで気をつける点

Androidスマートフォンのセキュリティ気にすること

以下の2つを気にしておく。
  • アプリの権限を見直す
  • 外部ストレージ(SDカード)に大事な情報は入れない

Androidの情報管理の仕組み

Androidのデータの考え方は大きく分けて3つ。
  1. 内部データ(Internal Storage)
  2. 外部データ(External Storage)
  3. コンテンツプロバイダ(Content Provider)

内部データ

アプリケーションはサンドボックス化されている。つまり、それぞれのアプリケーションが内部的に独自の環境を持っており、原則他のアプリケーションにアクセスすることはできない。
仮に、個人情報等を入れたとしても、他のアプリケーションはアクセスできないので、安心して保管できる。

外部データ

SDカードなどの本体とは独立したストレージを指す。外部データには、すべてのアプリケーションがアクセスできる。故に、機密データを入れると、他のアプリケーションにもアクセスされる可能性を内包していることになり、セキュリティ的には相応しくない。
セキュリティにこだわらない情報のみにすることにしよう。

コンテンツプロバイダ

アプリ間のデータのやり取りが全くできないのは不便である。なので、アプリ側でやり取りを行う機構を作っておくことができる。これをコンテンツプロバイダという。
コンテンツプロバイダによってアプリ間でのデータのやり取りができる。例えば、連絡先に登録されている番号や情報をコンテンツプロバイダが設計した範囲で取得したり、記録したりできる。
ただし、コンテンツプロバイダは、ユーザーの許可が必要になる。これは、現行のアンドロイドの環境であれば、アプリの権限と呼ばれるものにあたる。
連絡先などそういった他のアプリケーションに対する内部データの参照や編集をすることである。
逆に言えば、アプリの権限で拒否すればコンテンツプロバイダの機能を他のアプリは使用できない。例えば連絡先の権限を拒否すれば、連絡先の番号に関する情報などが流れることはない。

アプリの権限の見直し

Android6.0以降であれば、以下のヘルプを参考に見直そう

主な方法は、「お使いの端末にインストール済みの、特定の権限が付与されている全アプリを確認する」を参考にされるとよい。
  1. 端末でメインの設定アプリ 設定 を開きます。
  2. [アプリ] または [アプリケーションを管理] をタップします(端末によって表示が異なる場合があります)。
  3. 設定アイコン 設定 次へ [アプリの権限] をタップします。[アプリの権限] が見つからない場合は、[プライバシーと安全性] 次へ [アプリの権限] をタップする必要があります。
  4. 目的の権限をタップします。
  5. 特定のアプリに対してその権限を許可する場合は、緑色になるまでスイッチを右へ動かします。権限を許可しない場合は、灰色になるまでスイッチを左へ動かします。

外部データの情報

SDカードなどの外部データの情報には、すべてのアプリがアクセスすることができる。厳密には、これもアプリの権限によって許可が必要になる
ただし、「このディレクトリだけ」というような権限でなく「外部データにアクセスする」という権限なので、外部ストレージ中に連絡先の情報など入っている場合、「音楽データだけアクセスを認めたつもりが無意識のうちに他に入っていた連絡先の情報にアクセスされてしまうことがある」、ということだ。
対策としては、基本的に外部データにはアクセスされて困らないもの(音楽データや書籍データのような公の情報など)だけ入れておくのがよいだろう。
個人情報などは外部データに入れないほうが賢明である。もし、どうしても入れたい場合は、限られたアプリのみに外部データへのアクセスを認めることにするほうがよい。

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